リチャード・オーリンスキーの鮮やかな色彩のポップアートスタイルの作品、多面的な獣の彫刻をどこかで目にしたことがある方もいるかもせれません。カンヌのクロワゼットにある巨大な「ワイルドコングゴリラ」の彫刻、マイアミデザインディストリクトの日差しの下に置かれたワニ、クールシュヴェルの雪に覆われた身長5メートルのクマなどです。卓越した専門技術を高く評価するこのアーティストはポップアートのムーブメントからインスピレーションを得た彼の作品と同じように、ヴィンテージスタイルとネオ・フューチャリスト的スタイルの境界に立って時計のデザインを手がけました。未来を指すウォッチの針はリチャード・オーリンスキーを象徴するメタファーです。決して動きを止めることのない針は、無限性を体現しています。